肉体関係が無くても

不貞行為(不倫)による慰謝料を請求されたが、相手とはただの友達で肉体関係はないという場合は、原則として不法行為は存在せず、慰謝料のお支払いは拒否してもよいかと思います。

しかしながら、そもそも「不貞(不倫)」が相手の配偶者に対する不法行為とされるのは、それが婚姻共同生活の平和と維持という権利又は法的保護に値する利益を侵害するからです(最三小判平8.3.26)。そうだとすれば、相手の配偶者に対する加害行為としての「不貞」を肉体関係に限定する必要はなく、類型的に婚姻共同生活の平和を侵害する蓋然性のある行為かどうかを基準とすべきであるという考え方もあります。

現に肉体関係が認められなくても、慰謝料の支払いを認めた判例もあります。ただし金額は低いものとなっています。

つまり、被害者たる不倫相手の配偶者の立場におかれた通常人を基準として、婚姻関係を破綻させる蓋然性のある異性との交流・接触は、場合によっては不法行為責任を負うということになります。

具体的には、2人で食事や遊びに行く程度の交際でも、例えば、婚姻前は肉体関係を含む交際があったとか、非常に頻繁に会っているとか、相手の配偶者にとって大切な日に出かけたり、見せつけるような様態で行われている場合などが考えられます。また、相手の配偶者から何度も交際を辞めるように告げられたにもかかわらず、ずるずる関係が続いているような事情があれば、不法行為責任が認めれることも予想されます。

このような事情があり、メール等から頻繁に会っている等の証拠を押さえられているような場合は、訴訟等で慰謝料が認められる可能性がある以上、単に肉体関係が無いからといって請求を無視したり和解案を拒否したりするのはどうかと思います。場合によってはそのような態度が訴訟の結果に影響を及ぼさないとも限りらないからです。

ですから、相手から慰謝料請求があった場合、肉体関係が無かったことを前提として、数十万程度の解決金を提示して解決を試みるという方法を検討すべきです。このような回答は書面できちんとしておく方が無難です。まずはご相談ください。

☆まずはあなたのお話をお聞かせください。
不倫相手に慰謝料を請求するときの内容証明、誓約書、示談書の作成などのご相談。電話・メールによる相談は無料です。
内容証明等による不倫慰謝料請求のご相談は、面談によるご相談がおすすめ。
1回・時間無制限で5400円です。1ヶ月相談し放題のコース(6480円)もあります。
大阪にお住まいの方は是非一度足を運んでください。
0120-928ー553(関西の方は電話代無料)
すぐにメールで相談したい:nakadach@gmail.com
大阪以外の方:06-4865-4808 深夜:090-4278-1483
大阪府豊中市本町5丁目13番34号 ヴェルデ本町303号室
大阪府行政書士会会員 00260034
行政書士 中田ただあき事務所

Post a comment on "肉体関係が無くても"